元締めに言われちゃ書かないわけにはいかないね。仕方ないね。ここで好感度をあげて抱かれる候補になっておかないとね。スケベェ……。



五城楼杯23th準決勝 オザワ(ナヤ殻+ケッシグ)VS 893_TNOK(白青人間)

G1

ダイスロールの結果、先手はオザワ。極楽鳥からのいいスタートだが、893もこれに宿命の旅人で応える。どうやらお互いに満足のいく初手をキープできているようだ。

続く2t目、オザワは早速マナ加速と併せて出産の殻を設置。対して893もスレイベンの守護者、サリアで応じる。が、ここは先手後手の差だろうか、すでにキーカードの殻は着地してしまっており、どこか遅れた感が感じ取れる。

オザワはそのまま流れに乗り、ヴィリジアンの密使、さらに殻を即機動させ盤面に刃の接合者と平地を追加する。893も負けじと教区の勇者を追加するが、ゴーレムの前に攻撃に出ることができない。殻の連鎖によってゲームが傾きつつある盤面なのは百も承知。が、ここはターンを返すしかない。

ゴーレムの前にもたつく893を尻目に、オザワはここぞとばかりに盤面の構築を急ぐ。刃の接合者本体は殻によって真面目な身代わりへと姿を変え、オザワに追加の土地をもたらした。さらに手札からヴィリジアンの密使を追加し、自陣営の勢力を着々と整えていく。

対する893、ここで刃砦の英雄を追加。これで攻撃力もグンと上がるが、やはりこのターンも攻撃に移るわけにはいかずにターンを返すのみ。

オザワは予定調和的に真面目な身代わりを殻で食べ、代わりに戦場には正義の執政官がやってくる。身代わりは死亡してなおオザワに1枚のカードを与え、新たに盤面に追加された執政官が893の英雄に睨みを利かせる。

時間の少ない893は全軍で攻撃をする。3/3にまで育った勇者とゴーレムトークン、旅人と密使がそれぞれ相打ちになり、英雄は執政官の前に倒れ、サリアの攻撃を極楽鳥が身をもって制した。与えられたダメージは英雄から招集された2体のトークンによる4点のみ。これによりオザワのライフは11まで落ち込んだ。

オザワは追加の身代わりを出し、執政官で攻撃。第2メインフェイズで執政官を殻に捧げ、原始のタイタンが戦場に墨蛾の生息地とケッシグの狼の地を呼び寄せる。死してなお執政官は、893の場の唯一の青マナソースである氷河の城砦を追放し追い詰める。盤面を整理し、893はここでカードを片付けた。

オザワ 1-0 893_TNOK

G2

待望の先手を手に入れた893だが、やむを得ずの1マリガンスタート。ファーストアクションは893のサリア。これに対してただ土地を置くだけでターンを返すオザワ。そう、サリアのせいで手札にある不屈の自然が唱えることができない状態なのだ。

これを機と見てか、893はミラディンの十字軍を追加する。オザワは3t目にしてようやく不屈の自然でマナを加速する。が、盤面に追加された十字軍はすばやく対処しなければあっという間にオザワのライフを0にするだろう。次のターンに土地を置けば、サリアの能力の上からでも審判の日が撃てる。そしてオザワのデッキには確かに審判の日が入っている。あとはそれが手札にあるのかないのか。ないとすれば、それを引き当てることができるかどうか、だ。

そのことを知っている893も、理解した上でダメージレースを急ぐ。サリアと十字軍の攻撃でオザワのライフを12とするが、ここで後続を展開することができない。マリガンのダメージがじわりと利いているのだろう。

オザワも土地こそ揃いつつあるものの、肝心のカードを引けていない様子。盤面に登場したのはヴィリジアンの密使1体だけであり、これは十字軍の前では何の役にも立たないのは明白だ。

オザワが体勢を立て直す前に一気に畳み掛けておきたい893。ここでのトップデッキは清浄の名誉。後続ではないが、盤面の後押しとしては十分なカードだ。サリアは密使でチャンプブロックされるものの、役目を終えた密使はオザワに追加の土地をもたらした。その側面で、強化された十字軍がオザワのライフを6まで追い詰める。次のターン、何もなければ……あるいは何かあったとしても、それが緑のクリーチャーであれば何の問題もない。

が、オザワはしっかりと審判の日を持っていた。ただ、撃つために必要な土地の枚数が足りなかったのだ。少なくとも1t前までは。そして今は、十分な数の土地が揃っていた。サリアを受け止めた密使がもたらした、5枚目の土地によって。

審判は下り、893の盤面から脅威となる生物は消滅した。893はたった今引き当てた忠実な聖戦士を戦場に送り込む。もしもこれが1t早くやってきていれば、ここには2/1の黒いゾンビが残り、オザワに攻撃できていたのに……。そんな思いを寄せるような表情を893は見せる。だが結果は変わらない。それに、まだ攻め手がなくなったわけではない。

オザワは目の前の聖戦士を迎え撃つべく最後のトロール、スラーンを送り込む。そのターンの終わりに、893の場にムーアランドの憑依地がもたらしたスピリットトークンが生まれる。墓地にはまだいくつかの亡骸が残されており、オザワに対して飛行を持った生物は対処がしづらい。トークンが攻撃し、オザワのライフは残り4。

その後、殻でスラーンを酸のスライムへと変身させて清浄の名誉を割り、真面目な身代わりでブロッカーを用意するも、最後のスピリットトークンがオザワのライフをしっかりと削り切った。

オザワ 1-1 893_TNOK

G3

両者共にマリガンなしで最終ゲームが始まる。893の宿命の旅人に、オザワは緑の太陽の頂点レベル1で極楽鳥を呼び寄せた。旅人で攻撃するだけでターンを返した893に対し、オザワはマナ加速と併せての真面目な身代わり。オザワのマナを加速させていく。

893は後続として十字軍を呼ぶが、このターンは攻撃せずに終わる。オザワも合わせるように刃の接合者を呼ぶが、893はさらに十字軍を追加した。それでも893はまだ攻撃にいけない。そうこうしているうちに、オザワは2枚目の緑の太陽の頂点レベル6。呼び出されるのはもちろん原始のタイタン。オザワの場に墨蛾+ケッシグという毒殺コンボパーツが揃う。

時間がないと判断し、893は2体の十字軍で攻撃に出る。これにはそれぞれゴーレムトークンと身代わりがブロックに当てられるが、893はダメージ解決前にゴーレムを神への捧げ物で除去。もう1体の十字軍が一方的に身代わりを倒した……かのように見えた。しかし、実際は相打ちだった。なぜなら、真面目な身代わりもまたクリーチャータイプがゴーレムであり、オザワの場には刃の接合者がいたからだ。これを完全に失念していた893。頭の中とは違う結末に表情が苦しくなる。

オザワはタイタンと2体の墨蛾で攻撃に行こうとするが、タイタンと1体の墨蛾は戦慄の感覚によってタップされる。残された墨蛾が1つの毒を与え、戦場には真面目な身代わりが追加された。

893は刃砦の英雄を追加する。だが、返すオザワの刃はタイタンを殻に捧げてからの大修道士、エリシュ・ノーン。投了の一言が聞こえるまでに、そう時間はかからなかった。

オザワ 2-1 893_TNOK


コメント

mrgreed
2012年4月6日19:33

カバレッジお疲れ様です。
ゴーレムの話は本当に気を付けないと困りますよね。
先駆のゴーレムでもよくあったなぁ。
>ひ
同意せざるを得ない。
スタンシングル残れねぇんだ。

893_TNOK
2012年4月10日20:55

小説みたいでかっこいいです!
カバレッジありがとうございました!

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