赤単t白に関するあれこれ

2013年12月13日 TCG全般コメント (1)

HappyMTGのらっしゅ氏の記事を読んで色々と思うことがあったので。

・嵐の息吹のドラゴンの存在理由

いざ問われると確かに怪しい。ただ強カードなのは間違いないのだが、本当にデッキに4枚必要なカードかどうかというと実はそうではない気がする。
飛行速攻というスペックは申し分なく、5マナと重いがそれに見合った仕事はしてくれる。赤信心デッキにおけるニクソスからの過剰なマナを怪物化に注ぎ込めることもあり、プロテクション白も青白やエスパー相手にはなかなかの除去耐性があると言える。

反面、黒系のデッキに対しては簡単に殺される。5マナのアクションを2マナや3マナでなかったことにされるのだから、テンポロスが非常に大きい。加えて横に何か他の生物がいないとデーモンの前にもじもじする。総じて黒系に対して弱すぎる。

・除去の枚数、種類

ほとんどの赤t白はメインに6-8枚の除去を採用している。ほぼ確実に採用されているのは岩への繋ぎ止めであり、これは枚数にばらつきこそあるものの2-4枚は当たり前。追加の除去としての候補はミジウムやらマグマやら稲妻の一撃やらが目に留まる。

個人的にはこの赤t白には8枚以上の除去を入れたく無なかった。理由としてはエスパーや青白相手にただただ腐るからだ。それでも一部例外はあり、上の中だとマグマの噴流がそれに該当する。これは2点火力で夜帳さえ落とせないが、占術のおかげで疑似的に後のゲーム展開を動きやすくしてくれているからだ。

しかし、環境で最も使用率が高いとされている青と黒の信心デッキ2つに対して、マグマの噴流はやはり弱い。どちらのデッキにも共通で入っていて、かつ信心を一気に増やしている夜帳に対処できない除去というのはそれだけで使う価値が低いと考える。そう考えると、最低限の仕事をしながらコントロール相手にも完全に腐ることのない稲妻の一撃がベストの火力ではないだろうか。

4炎樹族の使者
4凍結燃焼の奇魔
4灰の盲信者
4ボロスの反抗者
4モーギスの狂信者
2鍛冶の神、パーフォロス
2嵐の息吹のドラゴン
4岩への繋ぎ止め
4稲妻の一撃
2ミジウムの迫撃砲
2パーフォロスの槌
4凱旋の神殿
4聖なる鋳造所
4ニクスの祭殿、ニクソス
1ボロスのギルド門
11山

暫定で上のような構成に。ドラゴンの枚数を抑えてマナカーブのゴールを低くしたので土地の枚数を24枚に。空いたスペースに追加の除去として稲妻の一撃を、枚数を調整したミジウムをそれぞれ投入。ミジウムは単体であまり強くないのだが、やはり青単の波使いに対してある程度対応が効くカードは必要なので2枚は残した。

まだ少し思う所はあるのだけど、それはもう少し考えを煮詰めてからにする。あと、前回の日記で書いたサイドの秘密カードだったが、元締めとスカイプで相談した結果決して有力なカードではないことは分かったので深く考える必要はない。答えは書かないけどね。