トリコミッドレンジ

2014年5月16日 TCG全般コメント (4)

という検索ワードでこのホモ日記にたどり着いてしまった哀れな仔羊達の為に、最近使ってる私のレシピを公開して差し上げろ。

先に言っておくが、これはデッキではない（至言）。

4万神殿の兵士
4審判官の使い魔
4凍結燃焼の奇魔
4リーヴの空騎士
4ボロスの反攻者
4波使い
3第10管区のラヴィニア
1嵐の神、ケラノス
4拘留の宝球
2タッサの二又槍
2変化＋点火
4凱旋の神殿
4啓蒙の神殿
4聖なる鋳造所
4神聖なる泉
4蒸気孔
2山
1平地
1島

4ボロスの魔除け
3払拭
3神討ち
2ミジウムの迫撃砲
2至高の評決
1嵐の神、ケラノス

まずはじめに、ベースは青単信心だった。しかし私は青単というデッキが非常に嫌いである。そこにJOUよりカセル神ことケラノスがご降臨された。赤青で組もうと決意。信心稼げるレコナーを入れようと思ったらマナベースがガバガバだったので、もう白も足しちゃっていいんじゃないっすかねみたいな流れでこうなった。

白を足して、というよりメインカラーを白に据えながらも、赤と青に信心を向かわせることを根底に構築を開始する。万神殿の兵士、リーヴの空騎士といったウィニークリーチャーの採用もさることながら、ネズミに対応できる宝球をすんなりと組みこめたことは大きな収穫だった。

私は青単というデッキは嫌いだが、信心というメカニズムと波使いというカードは大好きだ。このデッキにおける波使いはせいぜい2-3匹のエレメンタルを引き連れてくるのが精いっぱいだが、それで十分だった。単純に1枚のカードで6点相当のクロックを生成できるこのカードが、青が薄いとはいえこのデッキで弱いわけがなかった。極端な話、フロストバーンが1枚あるだけでトークンが3匹出るわけだしな。

ケラノスは思った通り置物としての性能はすさまじい物だった。一見ビート寄りのこのデッキだが、その動きは実際の所ミッドレンジとして機能する。フロストバーンとレコナーで地上を固め、リーヴで空から殴る。ターンが経過するにつれ、波使いやケラノスといった早急に対処しなくてはならないカードの価値も上がる。特にケラノスはトップメタである黒単系に対して最大の脅威となる。これに対応できるカードは思考囲いしかなく、かつ序盤にプレイされる思考囲いでケラノスは落としたくないカードであるからだ。

青白系のコントロール相手にはある程度序盤からプレッシャーをかけるため、小型クリーチャーの運用を最優先する。とはいえ、メインボードでは至高の評決に対する回答が無い為、展開にはある程度の自制が必要となる。が、各種PWに対しては宝球で対処でき、青白側も宝球をメインに採用している為奪い返されることも少ない。タッサの二又槍は一度場に出してしまえばエンドカードにもなりえるもので、前述した波使いとも相性は非常に良い。槍を場におけるかどうかが肝といっても過言ではないだろう。サイド後はお互いに神討ちを採用するので、宝球の枚数を減らすことも念頭に入れるべき。もちろんボロチャは全力投入。

第10管区のラヴィニアはこのデッキではフィニッシャーとしても機能する。順当に展開できたとして、4t目に信心3程度の波使いで8点前後のクロックを展開し、5t目にラヴィニアから相手の場をほぼすべて留置して殴り勝つなんてことも珍しくない。伝説であることと重いことで複数枚は初手に欲しくないが、ラヴィニアを連打すればまずゲームには負けないので3枚の投入とした。エルズペスなどは留置できないが、でてきたトークンが機能不全になるのは素晴らしい。波使いと同様、プロテクション赤が割といい味を出している。

変化＋点火はこのデッキにはどうしても必要な1枚だった。枚数が2枚であるのは単純にこのカードが5マナと重いだけである。主な用途としては嵐の息吹のドラゴンとヴィズコーパの血男爵を無力化させるためなのだが、融合でプレイすればほぼ確実に何でも倒せることと、見かけないカードであるが故に爆裂シャクルこともある。ちなみに変化の方だが、これは対象先のクリーチャーを【「赤」の「0/1」の「奇魔」にする】ので、群れネズミや変わり谷に使用すればネズミカウントが1少なくなることも覚えておいて損はないだろう（本来のクリーチャータイプなどを残すのであれば、変化のテキストには「本来に加えて」という1文が記述されているはずである）。

まぁ、こんな独り言がなんの役に立つかはわからんが、トリコミッドレンジを愛してやまない諸君らのわずかばかりの助力になれば幸いである。

あ、次の五城はこれでいきます。