GTC発売記念ということで、1週間遅れではありますがちょっぴり豪華な賞品の大会を開催します。とは言ってもいつものJK杯と流れは変わりません。

日時:2/9(土)、13:00〜開始(当日受付は12:30〜)
場所:ホビステ仙台駅前2号店5Fデュエルスペース
参加費:500円
定員:32名(それを上回る場合もある程度まで対処できるようにします)
フォーマット:スタンダード構築によるスイスドロー5回戦+上位4名によるシングルエリミネーション2回戦
賞品:参加者が20名以上集まった場合、優勝者にはGTC日本語版を1BOX。2位以下のプレイヤーで4-1以上の成績を残した方には従来のシングルカードチケットを、参加人数に応じた割合の金額で進呈します。優勝者はシングルカードチケットはありません。
備考:ゲームに必要なものは各自で用意すること。盛り上がるのは結構だけど、必要以上にうるさく騒がないこと。食事は禁止、飴ガムも禁止、飲み物はOK。他人を不快にする言動をしないこと。

というわけで参加者大募集です。予約受付も可能なので、その際はお店まで電話するか来店してスタッフにその旨を伝えてください。その他、何か疑問があればコメントください。

あっ(察し)

2013年2月3日 TCG全般

がんばってカード集めましょう。

そんなわけで13時からお店で大会します、スタンです。遊びに来てね。

そして次の週の土曜日2/9にもJK杯やるんですが、この日は参加者が20人以上集まった場合、優勝者にGTC日本語1BOX差し上げます。こっちも遊びに来てね。

一族の信号

2013年1月31日 TCG全般
やあ。以前のダスクマントルの予見者を読んでくれた人はこんばんは。そうでない人ははじめまして。

さて、果たして俺の舌足らずなこの記事がどれほどのMTGプレイヤーにどれほどの影響を及ぼすかは知る由もないが(願わくば、それが悪影響ではないことを切に祈るよ!)、GTCの中で個人的に注目させてもらっているカードの紹介記事という形で、今回はタイトルにあるとおりのカードを俺なりの視点で紹介させてもらうことにするよ。

タイトルにあるように、今回紹介するカードはグルールのカードでもある一風変わったサーチカード【一族の信号】だ。カードの詳しい効果については公式のページを見るなどしてもらうとして、ここでは早速その紹介に移らせてもらうよ。

まず、俺が初めてこのカードを見た時の感想はこうだ。

「ああ、なるほどね。デッキの中にある【修復の天使】か【高原の狩りの達人】か【スラーグ牙】のどれかをくれるってわけだ?」

とまぁ、こんな感じだったわけだ。その3枚が自然と頭の中に流れ込んできたのは、もちろんこの【一族の信号】がグルールのカードであり、俺が思うに次の環境でもナヤカラーの3色デッキはとてもアグレッシブかつパワフルに活動しているだろうと思ったからだ。

事実、上で紹介した3種類のクリーチャーは昨今のスタンダード環境のあちこちで活躍を見せている。達人と牙が天使と相性が良いというのも注目すべき点だね。ラクドスデッキを長く使い続けている俺としては、この3種類の中では達人がもっとも許容できない難敵であることは認めざるをえない。裏返るのは横に墓所這いがいる時だけにして欲しいものだ。

相変わらず話が逸れてしまっているけど、気にせず先を続けよう。このカードは君がデッキの中から異なる名前の3種類のクリーチャーを探してきた場合のみ、その内の1枚を君の意思とは関係なく手中に収めることができるカードだ。うん、単純なカードアドバンテージにおいては損はしていないね。そもそもこのカードで持ってくる3種類のクリーチャーすべてが前述した3種類のように、それ単体でカード1枚分以上のアドバンテージを稼いでくれるものであれば、何を手に入れても損はしていないはずだ。ただ問題なのは、君に好きなカードを選択する権利はないってこと。鉄の斧を泉に落としたら女神が現れて、君が落とした鉄の斧の変わりに銅の斧か銀の斧か金の斧をどれか1つだけあげましょう、選べないけどね、ってなワケさ。

この手のランダム性のあるカードは昔から赤のお家芸だ。それにクリーチャーの色である緑を足した結果こんなカードが生まれたのだとしたら、なるほど、それはとても合理的で理にかなっている気がする。特に最近のクリーチャーはいい意味でそのスペックがぶっ壊れている方向へとシフトしているから、ランダムだろうとそうでなかろうと、ようはその状況で全部強いカードを提示してしまえば何が手に入っても特に問題はないってことだね。

このカードの良いところは、状況に応じて欲しいカードが(1/3の確率ではあるが)手に入るということだ。マナコストも2マナと軽く設定されているのも素晴らしい。
このカードの悪いところは、それが確定のサーチカードではないところだ。君がどれだけ性能のいいクリーチャーを3枚探してきても、その3枚の中には明らかな優劣がある。1番に欲しいものと2番に欲しいものと3番に欲しいものだ。

君も君の対戦相手もそれを選べないが、君の対戦相手は君がこのカードをプレイしたときの状況を見ることによって君が今最も欲しがっているカードが何であるかということに大方の見当をつけることが出来る。それはそのゲームの行く末に少なからず影響を及ぼすことだし、場合によっては君に残された手札が何であるかというところまで、対戦相手に容易な推論を許すことになる。そう、君はただでさえデッキの中にその3種類のクリーチャーが最低でも1枚ずつ入っていることを吐露した上に、今後のゲーム展開をどのようの進めようかと考えているその情報を少なからず漏出してしまっていることになる。

全てのゲームにおいて上記のようなことが起こるとは言わない。が、ある程度経験を積んだプレイヤーであれば多少の推測は無意識の中でも速やかに行われる。青白のコントロールデッキ相手にクリーチャーを必要以上に展開することためらうのは、君が対戦相手のデッキに入っている(あるいは入っているであろう、もしくはそうだろうと高い確率で確信できた)【至高の評決】をケアしてのことだ。君がそういう思考を出来る以上、対戦相手も同程度の思考に及んでいると考えるべきだろう。

そしてそうであるとき、このカードは君に多くの選択肢を与える。持ってこれるクリーチャーは3種類までだ。いや、厳密には3種類でなくてはならない。それ以下の場合、君は手札と2マナを要してただ対戦相手に自慢のカードを見せ付けた挙句にライブラリーをシャッフルするだけの非常に個性的なプレイヤーになってしまう。それを俺が止める理由はどこにもないけれどね。

もしも君のデッキにそもそも3種類のクリーチャーしか存在しないのなら、その中のどれか一種が【殺戮遊戯】でもされていない限りはその3種類を全て公開することになるだろう。だが、環境にある多くのビートダウンデッキには5~6種類程度のクリーチャーカードが投入されているはずだ。その中でもっとも欲しいベスト3を選んでくるのが主な動きだね。もちろんどれが手に入るかはランダムだから、時には一見不必要なカードも混ぜて対戦相手を驚かせてやるのも面白いだろう。ただ、そのカードが君の手の中に収まったときに君は対戦相手以上に驚き、そして溜め息を吐き出さずにはいられないことには注意してくれ。

さぁ、我ながら実のない話をいつまで続けているのかと呆れてくる。まぁ、一言で言ってしまえばこのカードも相当面白いカードだってこと。対戦相手に選択を迫るカードは過去にも多くあったけど、全くのランダムって言うのはそれはそれで違った面白味があるね。個人的にはこれを赤緑青カラーのデッキに組み込んで、【瞬唱の魔道士】+そのときに必要なベスト2の組み合わせで持ってくるのは面白いんじゃないかと思っているんだ。もしその結果瞬唱が手に入ったとしても、ほら、チャンスはまだある。もっとも、対戦相手の場に【ゲラルフの伝書使】や【絡み根の霊】が見えたのなら君はこの魔道士を即座に墓地の火柱と共にプレイして葬ってしかるべきだ。何事もほどほどにね!

そんなわけで最後になるけど、まずは今回も長々と駄文を読んでくれたことに感謝を。くだらない書き殴りではあるけど、これを読んでくれた君達が少しでも新しいカードにデッキ構築の衝動を駆られたのであれば幸いだ。それではまた。

やぁ。前回は俺のような拙い記事に目を通してくれてありがとう。検索ワードを見てみたら、思った以上に予見者でこの記事に飛んできてくれた人が多くてとても嬉しい反面、何が言いたいかよくわからない記事を読ませてしまって申し訳ない気持ち(どちらかというと後者)でいっぱいだ。

さて、今回の記事のタイトルを見て分かる通り、今回は前回の記事の不足分を補う意味もかねてもう少し掘り進めた内容(になればいいと思う)を書かせてもらうことにするよ。具体的には、比較対象を1つ例に挙げてみようと思う。じゃあ始めようか。

まずはおさらいから。前回の記事での要点をまとめてしまうと

・予見者は現在のスタンダード環境に対して何もしない。
・カード単体でのスペックはとても素晴らしいものである。

こういうことになる。これに関しては前回の記事を読んでくれた人なら概ねは賛同してくれるんじゃないだろうか。じゃあ早速だけど、比較対象を例に挙げてみよう。そのカードとは、スラーグ牙が蔓延する環境でありながらもさらに一歩速い速度で対戦相手のライフを削り取る。そう、もう分かっただろう?ラクドスデッキをここまでメタのトップに押し上げたカード……【ファルケンラスの貴種】だ。

まず、このカードを引き合いに出したその理由から少し話そうか。この2種類のカードにはいくつかの共通点がある。それはつまり

1)2色の4マナカードであること。
2)パワーが4あり、回避能力の飛行をもっている。
3)環境の除去カードに対する強い耐性。
4)ビートダウン向けの非常にアグレッシブなカードであること。

ということになる。OK、まずは共通点について1つずつ言葉を交えていこうか。

1)2色の4マナカードであること。

この2種類はそれぞれ黒いカードであると同時に、赤いカードでも青いカードでもある。それはつまり、この2種類はそれぞれ黒単色のデッキでは活躍できないことを意味している。足すのに必要な色はそれぞれ赤と青で、これはどちらも黒と友好的な関係にある色だ。加えて、前回の記事でも少し触れたけど、ビートダウンデッキにおける4マナのカードというものはゴール地点だ。4マナのカードにはただそれだけでゲームを決めるだけの決定力は求められないが、有利に進めているゲームの盤面をより確実な勝利に近づけるための役割が担われていると俺は考える。この2種類はその条件を見事にクリアしているといえるだろう。

2)パワーが4あり、回避能力の飛行をもっている。

次に、パワーが4と高く飛行持ちであることが挙げられる。くどいようだけど、とにかく今のスタンダード環境ってやつは例の5/3に足止めを食らわされているんだ。だが、この2種類はそんなことにはお構いなしだ。パワーを上げて空から殴ればいい。1)に付け加える形になるが、4マナであるということも重要だ。例の5/3は基本的には5マナのカードで、マナ加速なしでは出てくるターンは当然5ターン目になる。この2種類はそれよりも一足早く(さらに言えば君が後手の場合でも)戦場に駆け付け、キツイ一撃をお見舞いしてくれるわけだ。うん、コイツは非常にCOOLだね。

3)環境の除去カードに対する強い耐性。

攻めるだけかと思いきや、どっこいこいつらは除去にも滅法強いときたもんだ。どちらも色が黒く多色であり、吸血鬼タイプをもっている。火柱も灼熱の槍も夜の犠牲も究極の価格もこいつらにはお手上げだっていうのは前回も話したよね?予見者はそれに加えてタフネスも4ととても固い。貴種はタフネスこそ1しかないが、その能力によって実質不死身と同じように機能する。そして例の5/3ほどではないが、環境を良く飛び回る修復の天使を一方的に討ち取ることができる。まさに制空権はこいつらが握っているってわけさ。

4)ビートダウン向けの非常にアグレッシブなカードであること。

1)〜3)のまとめみたいになるけど、4マナでパワー4の飛行持ちというのはとにかくパワフルだ。おそらくだが、このスペックのカードが2回も攻撃するころにはゲームは終わっているはずだ。貴種は速攻持ちなので通常より1回多い回数の攻撃が可能だし、予見者はその能力がうまくかみ合えばで相手のライフをあっという間に消し去ってくれる。そう、こいつらはまさにビートダウンのために生まれてきたカードなんだ。

さて、ではいよいよもって本当の意味での比較に入ろうか。まずはこの2種類をパッと見て比べた感じが上記の1)〜4)になるわけだが、では今度はちょっと視点をずらしてみよう。片方にあって、もう片方にはないものに目を向けるんだ。単純に考えて、まずこの2種類が真正面からぶつかったらどうなるだろうか?おそらく軍配は貴種に上がることになるだろう。なぜなら貴種は文字通り、横に何らかの生物がいればそれだけで死なないからだ。

次に殺意の大きさについてだ。この場合の殺意の大きさとは、対戦相手に対して速やかに致死ダメージを与えるという風に捉えてくれ。予見者は運要素も絡む部分があるが、うまくいけばアップキープに6点、アタックして4点で合計10点のダメージを同一ターン内に叩き出すことができる。こちらもライフを失う危険があるが、そもそもビートダウンデッキというものは自ら血を流すことにためらいを覚えないものだ。最終的にこちらのライフが1であろうとも、相手のライフが0になっていればそれでいいのだからね。

しかしこの予見者のライフロスは非常に運要素が強い。前回の記事でも書いたけど、今の環境ではこのライフロスの期待値はせいぜい2点だ。つまり、期待していいのせいぜい6点程度ということになる。では貴種はどうだろう。こちらはライフロスさせるような能力はないけど、予見者に比べて1ターン早く攻撃できる。それはつまり、予見者が1回攻撃するまでの間に倍の8点のダメージを叩きだしてくれるということだ。この2点の差というのはとても大きく、軽視できたものではないということは皆も知っているだろう?

さて、こうして改めて比較してみると分かることが出てくる。俺の結論を述べてしまうと、予見者は貴種に対して確かな後れを取っていることは明白だ。もちろんそれはビートダウンデッキでの使用を前提として、対戦相手の20点あるライフを速やかに0以下に削りきることを前提とした場合の話だ。だが、この2種類はその手のデッキでの運用がもっとも輝くことを皆も分かってくれたことと思う。もしかしたら俺以外にも、既存のラクドスデッキに青を足して予見者を使ってみようと思うプレイヤーがいるかもしれない。きっとそれは間違いではない。が、それ以上に正解からはかけ離れた結果が待ち受けていることになるだろう。

結論を言おう。予見者は既存のデッキに3色目の色を足してまで使うカードではないと俺は思う。このカードはそのマナシンボルの色が示すように、青と黒の2色のデッキでこそ真の価値を発揮するカードになるだろう。そして今のスタンダード環境で青と黒のビートダウンと言えば……そう、青黒ゾンビだろう。これは俺がすでに一度通って失敗した道だ。しかしだからこそ、もう一度考えてみる必要があるのかもしれない。

さて、今回はここまでだ。読んでくれてありがとう。また何か思いついた時には今よりももう少し面白い記事を書けるように努力するよ。また会おう。

やあ、こんにちは。

あちこちでGTCのプレリが開催され、皆も新しいカードを手にして各々に次の環境でのCOOLなデッキ構築に熱を入れていることだろう。スポイラーが出始めた頃から、俺もプレビューされる毎日のカードが楽しみで仕方がなかったよ。

さて、発売も間近に控えた今、俺は次期スタンのデッキのことばっか考えている。スポイラーを見たときから「コイツは使いたい!」と思っていたカードは何枚かあるんだけど、今回はその中の1枚である【ダスクマントルの予見者】について少し書かせてもらうことにするよ。

この予見者だけど、まず手始めに俺は黒青ゾンビに素直に突っ込んで見ることにしたんだ。この環境は各種ショックランドとM10イニストランドのおかげで容易に三色以上のデッキが構築できるナイスな環境だけど、2色で収まるならそれに越したことはないよね。何色であっても色事故は起こるものだけど、2色ならその不安も大分少ない。

さて、実際に回してみたその結果(と言っても一人回しする時間しかないから対人はできていないのだけれど)……うん、実に微妙だ。4/4というサイズは火柱でも灼熱の槍でも死なない。除去もほぼ当たらない。回避能力もついている。これだけそろえて何が不満なんだと君達は激昂するだろう。だが、あえて言わせてもらうよ。足りない。予見者には決定的に足りないものがある。それは一言で言うのなら、環境に与える影響が少なすぎるってことなんだ。

今更こんなことを言わなくても皆なら分かっていると思うけど、俺は今のスタンダード環境を支配しているカードはたった2枚しかないと思っている。そう、皆もご存知だろう。その2枚は、【スラーグ牙】と【スフィンクスの啓示】だ。

先に言っておくけど、俺はこの2枚のカードが嫌いじゃない。特にスラーグは今でもスタンダードのデッキで使っているし、コイツのおかげで勝てたゲームの数なんて数え始めたらキリがない。啓示に関しては使うことよりも使われることのほうが多いから何とも言えないけど、これも同様に撃たれて負けたゲームを数える方が馬鹿馬鹿しくなるのは間違いない。

話が逸れてしまったね、すまない。何が言いたいかというと、この2枚はそれぞれ素晴らしいカードであると同時に、現在のスタンダード環境を限りなく低速にしているカードであるということだ。いや、それはちょっと表現が誇張しているな。より正確に言うのなら、この2枚のカードによるライフ獲得手段+アドバンテージ(牙は3/3トークンによるボードアドバンテージ、啓示はドローによるハンドアドバンテージ)が、環境の存在する多くのビートダウンデッキに対して間に合ってしまうということが問題なんだ。

裏を返せばそれは、今のスタンダード環境が高速ではなく中速寄りにシフトしているからということになる。もちろん全部がそうであるとは言わないさ。ラクドス(黒t赤、赤t黒)は環境の中では恐らく最速を誇るビートダウンデッキだ。正面からこのデッキにぶつかって速度で勝てるデッキはまず存在しないだろう。緑白のセレズニアでも似たようなことは出来るが(マナクリ→強打者→銀刃結魂+怨恨とかね)、ラクドスはセレズニアのドブンを妨げることは出来るが逆はない。セレズニアのクリーチャーのほぼ全ては、ラクドス側の【夜の犠牲】1枚で簡単に殺せてしまうんだ。

おっと、また話が逸れてしまっている。とにかく、だ。今のスタンダードの環境は正直言って緩やかだ。その証拠に、君にも覚えがあるだろう?自分がビートダウンを使っているときに、ただただ愚直に5ターン目にプレイされたスラーグの前に攻め手が鈍くなり、そのまま第2第3のスラーグに圧殺されました、なんてこと。俺が思うに、それは非常に良くないことだ。

以上の点を踏まえた上で、ようやく話を最初に戻そうと思う。そう、予見者の話だ。結局のところ、コイツは環境の癌であるスラーグに対して何もしていないということは誰の目にも明白だろう。確かにコイツは強い。4/4という環境の基礎火力で落ちないサイズに加え、多色であることと吸血鬼であることが【究極の価格】も【夜の犠牲】も寄せ付けない。飛行という回避能力も持っている。コイツはスゲェ、さすが最近の神話レアのスペックはバケモノだぜ!と、声を大にして叫びたくなるのも当然だ。だが、そこまでやってもコイツは何もしていないのと同じだと俺は思うんだ。

おっと。言い忘れていたけど、コイツにはもう1つ能力があったね。そう、自分のアップキープ開始時に、互いのプレイヤーはデッキトップのカードを公開し、そのカードのマナコスト分のライフを失ってそのカードを手札に加えるというものだ。

「おいおい、これだけの高スペックに加えてリソースの供給もしちまうのか?ビートダウンデッキってのは、大体4マナをマナカーブのゴール地点に据えておくものだから、これでゲラルフなんかが捲れたときには嬉しくて発狂しちまいそうじゃないか。もちろん土地が捲れたら宇宙だろ?harukana兄貴、あんたはここまで揃った予見者を、それでも環境に与える影響は少ないって言うのかい?」

そうだねビリー。でも、残念だが俺の意見は変わらないよ。かつての闇の腹心を知っているなら誰もが喜びに打ち震えるであろうこの能力も、俺から言わせればただのオマケにしか過ぎないんだ。

では仮に君が先手4ターン目に予見者をプレイし、そのまま除去されずにターンが帰ってきたとしよう。これは以前どこかの記事を読ませてもらった記憶なので多分に曖昧なのだが、アップキープで捲れるカードによるライフロスの期待値は(もちろんデッキタイプにもよるが)、ビートダウンが主体の今の環境ではせいぜい2点程度なんだ。その後、予見者が殴っても合計で6点。何だ、十分じゃないかと君は思うだろう?それは正しい。MTGというゲームにおける6点のライフは非常に大きなもので、多くの場合今のスタンダード環境はショックランドを縦におかなくてはいけないタイミングが1度は存在するため、その2点の支払いを考慮すれば3回繰り返すだけでライフは0さ。

だがちょっと待って欲しい。極端な言い方をするようだけど、では仮にこの方法でアップキープに捲れた相手のカードが、前述したスラーグや啓示だったらどうだろうか?確率を考えればそれは低いものだし、相手のライブラリートップまで常にケアして動くなんてのはいくらなんでも難しい。奇跡だってケアして回避できるのは稀なことだろう?相手はこれによって5点なり3点なりのライフを失うことになるだろう。それは間違いなくこちらのキルターンを1ターン早くしてくれる。少なくとも、ライフロスをしたその時点ではね。

だが、相手はもちろん次の自分のターンにこの方法で手に入れたスラーグを唱えたり啓示を構えたり、あるいはもっと別の対処をしてくるだろう。そうなった場合、せっかく失わせたライフが速やかにリカバリーされてしまうことになる。今のスタンダード環境に予見者を除去できるカードは決して多くない。が、予見者の攻撃で死なないようにライフを引き上げるカードはいくらでもあるんだ。そのうちのTOP2とも言うべき2枚が、間違いなく今の環境で最も多く使われているカードであり、環境を支配していると表現しても過言ではないと思う。

さて、ここまで話したことは全てこちらが先に予見者を場に出していることを前提で進められてきた。だがもちろん、デッキの中に4枚しか入れることの出来ないこのスーパークリーチャーを毎ゲームにおいて引き当てることは難しい。では、予見者が場に出るよりも早く相手の場にスラーグがいたらどうか。あるいは啓示をX=5とかでプレイされていたらどうか。間違いなく、本当の意味でこの予見者は何もしない。かといってこれをプレイしない理由も見当たらないだろう。いや、むしろ積極的にプレイして相手のライフを削りに行かなくてはゲームに勝てないのだからプレイせざるをえない。だがそれはすでに、勝ちにつながるゲームではなくなっていることがほとんどだろう。

最後に。長々とえらそうな能書きを書き連ねてしまったわけだけど、俺はやはり個人的にはこの予見者というカードを評価している。ただ、残念なことに俺の頭ではこのカードを最高にCOOLに、最高にHIGHにしてやるデッキ構築が叶いそうにもない。いや、もしかしたら案外ただ突っ込んでるだけでこれ強いじゃんとか、そんなことになるかもしれないし、なってくれたらそれはとてもハッピーだ。

このカードは多くの人に様々な評価をされているだろう。今の俺の視点はとても狭く、実際にGTCが発売して新しい環境が始まってみないとカードの真の価値なんてものは分からないものだろう。だがそれでも、俺はこの予見者が次の環境に一石を投じてくれるカードの1枚になってくれると信じている。そう信じて、悪い頭なりにがんばって試行錯誤してみようと思うよ。読んでくれてありがとう。では、またどこかのトーナメント会場で。

by harukana兄貴

ダスクマントルの予見者@2
ボロスの反抗者@3

提供してほしいのあったら書いてください。現金可能。

10頭蓋割り
9オレリアの憤怒
8ショックランド各種
7ボロスの反攻者
6ボロスの魔除け
5正義の勇者ギデオン
4一族の信号
3幽霊議員オブゼダート
2ダスクマントルの予見者
1ドムリ・ラーデ

10……牙と啓示に対応するだけの簡単なお仕事。
9……かがり火もあるけど、役割が違う。終末奇跡見てから余裕でした。
8……マナベース安定。正義。
7……牙を一方的に打ち取り、ダメージ反射のオマケつき。
6……どれもこれも強い。4点は人が死ぬ。
5……弱いことは書いてない。全体除去とセットでどうぞ。
4……狩達、牙、天使のうちどれかもらえるんでしょ?
3……ビートでもコントロールでも居場所がありそう。サイズも能力も申し分なし。
2……環境の除去でほぼ死なない。ライフレースを詰める意味でもアドバンテージを得る意味でもアタッカーの意味でもGOOD。
1……虫を裏返すために20-22枚のスペルが入っていたことを考えると、肉が24-26枚普通に入るデッキではほとんどアリーナと変わらない。赤緑はそういう色。それ一番言われてるから。

フルスポの公開によって次のような生物が判明。



カルテルの貴種 WB 2/2 人間、アドバイザー

他のクリーチャーを一体生贄に捧げる:カルテルの貴種はターン終了時までプロテクション(あなたが選んだ色)を得る。



これにより、イニストラード限定構築の頃にあった栄光の目覚めの天使を軸にした無限ループが人間種族のみで確定。
簡単に言うと、天使をリアニした後の場に、カルテルの貴種、悪鬼の狩人、ケッシグの不満分子が揃うと無限ダメージになる。手順としては能力を正しい順番でスタックに積み、解決するだけ。仮に狩人、カルテル、不満分子をそれぞれ天使で1体ずつ釣ったとして

1、スタックの上から順に不満分子、狩人の順で積み、解決する。
2、1の結果により、まず人間が3体いるので相手に3点のダメージが入る。
3、狩人の能力で天使を追放する。
4、カルテルの能力で狩人を生贄にし、追放されている天使が場に戻る能力がスタックに乗る。
5、4に対応してカルテルで不満分子を生贄にする。
6、4を解決し、天使が場に戻る。すでに墓地には狩人と不満分子が落ちているので、この2体が戦場に戻ってくる。
7、再び1の手順をスタックに積み、不満分子による無限ダメージのサイクルが完成する。

という流れになる。不満分子の部分が高原の狩りの達人だと無限ライフ+無限狼トークンにもなるので、全体に速攻能力をつけるものがあればそれでも勝てる。

そんなわけで


4アヴァシンの巡礼者
4カルテルの貴種
2ケッシグの不満分子
4悪鬼の狩人
4高原の狩りの達人
4栄光の目覚めの天使
3信仰無き物あさり
4根囲い
4忌まわしい回収
4掘葬の儀式
23土地

土地のバランス分からん。洞窟4とあとは色マナのバランス考えて配分かな。

フルスポ

2013年1月21日 TCG全般
出ましたね。



塩ですね。

土曜日

PTQドラゴンの迷路に参加。参加者63名のスイス6回戦+エリミ3回戦。

試合前

俺「いやー、今日俺の見る限りではジャンドいないね。マジ少数派。サイドとか割く必要皆無だからwww」

R1 ジャンド  ○×× ん?
G1 リンリンのトークンで殴り勝つ
G2 タルモ
G3 強い

まーこんだけ人数いればいくら少数とはいえジャンドもいるわなー。

R2 ジャンド ×○× ……ん?
G1 相手死儀礼
G2 相手事故
G3 死儀礼タルモ血編み

っかしーなー。俺ジャンド踏みすぎじゃねー?

R3 ジャンド ×× ……は?(威圧)
G1 ジャンドジャンダージャンディスト
G2 ジャンドジャンダージャンディスト

踏みすぎ。それ一番言われてるから。血編み強いってはっきり分かんだね。

R4 bye

そしてドロップ。一体何しにきたんですかねぇ……。

結果はタヌキが決勝まで進むも、惜しいところで負け。エリミに残ったSROもおめでとう。



日曜日

五城スタンに参加。21名と大分少ない。5回戦行くぞオラァ!

R1 バントエンチャント ××
G1 だから
G2 呪禁ダメだって!

R2 リアニ@セル屑P ○○→ID(意味不明)

なんかよく分からんけどお互いにTOP8残ろうとか言い出してIDしてた。私って、ホント馬鹿……。

R3 バントネファリア@国王 ○×○
G1 ぶーん
G2 天使7匹
G3 どぶーん

G3は国王が土地詰まってた。俺は占い師より遥か見優先なんだけど、どっちなんだろう。

R4 エスパーコン@VM ○×○
G1 土地3枚で詰まるけど肉地獄で勝ち
G2 ジェイス啓示ジェイスみたいな流れで負け
G3 ゲラルフ検定1級合格

相手は男性の方でした(意味深)。

R5 ラクドスt青@えいべ君 ××
G1 火柱瞬唱火柱火柱……それどっかで喰らったことあるゾ~
G2 ライフ1まで削ったら息切れしたでござるの巻

2-2-1で産業廃棄物。えいべ君は汚い。セル屑PとはもうIDしない(宣誓)。優勝はそのままセル屑Pでした。1パックもらったら寺院の庭光った。許してやらんこともない。

参加した皆さん、主催運営のEi-m君やふれあさん、並びに遠方から来てくださったUMEさん、シンドウさん、お疲れ様でした。

また負けの流れに傾いてきてる。コイツ早く何とかしないと……。

明日 PTQ@モダン
明後日 五城@スタン
月曜 仕事ダルいから休み取った

うはwww久々の3連休www遊ぶwwwww



つーわけで土日のイベントに参加する皆さんはよろしくオナシャス!
とりあえずゴミは持ち帰ろーな!

どなたか荒廃稲妻4枚貸してください!お願いします!何でもします!



未練ある魂
深夜の出没
無形の美徳
栄光の騎士
信仰の盾



秘密を掘り下げる者
雲散霧消
ジェイスの幻
ボーラスの占い師
思考掃き



悪名の騎士
脳喰願望
掘葬の儀式
悲劇的な過ち
吸血鬼の夜鷲
究極の価格
戦墓のグール



火柱
轟く怒り
無謀な浮浪者
稲妻のやっかい者
どぶ潜み



遥か見
絡み根の霊
国境地帯のレインジャー
ウルフィーの報復者
獰猛さの勝利

多色

ドラゴスコルの隊長
セレズニアの魔除け
イゼットの魔除け
審問官の使い魔

アーティファクト

ラクドスの魔鍵

土地

幽霊街



上限はありません。次のPTQか五城楼にでも持ってきていただければ、常軌を逸した量でなければ責任もってすべて引き取らせていただきます(おそらく現金になると思います)。値段はその場で相談ということで。もちろん寄付は大歓迎です。俺の好感度が上がります。フラグ立つかも?
ついでに使い道のないスタンダードのゴミレアとかも回収します。捨てるくらいならあげるよって人はください。

そんなわけですのでご協力お願いします。

元締めがすでに記事で書いてくれていますが、ふれあさんが電話やメールでの予約受付を開始しています。
自分も先ほどメールして受付したところでは、現時点で22名の予約があるとのことでした。もちろん当日受付でも間に合うとは思いますが、仙台勢および東北勢の中で当日参加予定の方がいましたら、ぜひとも予約受付をしていただきたい。

というのも、先ほどふれあさんにメールしたところ、どうも予約の時点では地元勢よりも遠征勢の名前ばかりが目立つとのこと。せっかく地元プレイヤーのために開催するイベントなのに、地元プレイヤーからの参加表明が少なかったら主催者側としては気持ち的にもくるものがあると思います。だからというわけではありませんが、まだ予約していない人でこの記事を見た人は是非予約をしていただきたい。それだけのことで主催側のモチベーションてのは変わります。変わるもんなんです。

せっかく開いてくれるイベントです。みんなでやる気出していきましょう。

ふれあさんに直接携帯にメールできる人はそれで大丈夫ですし、そうでない方は以下のアドレスまでどうぞ。

http://sendai.mtg.pe @gmail.com

よろしくお願いします。

スタンは参加者29人と少なめ。5回戦でした。
デッキはラクドスミッドレンジから地獄乗りとヘルカイト抜いて緑足して情け知らずガラクとスラーグぶち込んだジャンドゾンビ。略してゾンド?ジャンビ?ジャンビのが可愛い気がする。

R1 エスパーコン@女装 ××
G1 妖怪
G2 土地しか引かない

ちく☆なん

R2 バント天上の鎧 ○×○
G1 順当に捌いて貴種
G2 忍び寄り+緑高まる=お化け
G3 ガラク強い

呪禁ダメ、絶対

R3 ナヤミッドレンジ ○○
G1 狩り達3枚引かれたけど、火力とガラクでがんばってライフ5から捲くった
G2 ラクドスのドブンは恐ろしいぞ……

ライフ40までならいける(震え声)

R4 トリコフラッシュ ○×○
G1 ガラクが裏返ってゲラルフ持ってきて洞窟から出して火力投げて勝ち
G2 相手の瞬唱→思考掃きFBを死体焼却できたのに見過ごして、アゾチャでトップに戻った貴種が落ちて負け
G3 獰猛さの勝利

獰猛さがあればいける

R5 トリコフラッシュ@葵神 ID
うーん、これワンチャン9位で死ぬなーでも疲れたからやりたくないなーじゃーIDでいいかー落ちても恨みっこなしでー( 完 全 フ ラ グ )



















9 位 乙

くぁwせdrftgyふじこlp;@:…!?



元締めがトスってもらってた←汚い
国王もトスってもらえてた←予想外

総括→^q^

来週がんばろう……。

優勝した葵神、TOP8の太郎君、まっちょ、国王、セルクP、マスター、VM、元締め、おめでとうございまし!

ふれあ先輩がmixiで告知出してたので、一応こっちにも書いておく。

日時:1/19(土)、9:30-10:00(受付)
場所:木町通り市民センター第一会議室
費用:分からん。たぶん1k-2k?
フォーマット:モダン
その他:DCI番号必須、必要なものは各自用意(ダイス、トークンなど)、飲食は可能だけど、ゴミは持ち帰ってね(超重要)。

コピペではないです。内容をかいつまんで要約しました。参加費は本当にわからん。書いてなかったから。

2神無き祭殿
2黒割れの崖
2コーの空猟師

日曜の五城に持ってこれる人は是非!


12(土) JK杯(スタンダード)
19(土) GG杯(レガシー)
26(土) GTCプレリ(シールド)

以上の日程で開催します。
ただ、19日のみは俺も仕事休み&PTQに参加するので店にはいません。なのでルールの質問とか来ても基本答えられません。他にMTGのルールがわかるスタッフいないので。なので何か問題起きたときはプレイヤー間で解決してください。もともと非公認大会なのでそこまで困ることはないと思うけど、よろしくお願いします。

あと、俺とDNリンクしてない人とかは大会の情報を入手できないかもしれないんで、身の回りにそういう人がいたら教えてあげてくれると助かります。
今月の大会ですが

12(土)→JK杯(スタン)
19(土)→GG杯(レガシー)

になります。
でもって

26(土)→ギルド門侵犯プレリ(シールド)

プレリのこと失念してた。そんなわけでよろしくオナシャス。
特にレガシー勢はGG杯の日程を拡散しといてくれると助かります。

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